早稲田大学 リーディング理工学博士プログラム

カリキュラムの枠組み

カリキュラムの枠組み

  • 修士課程と博士課程に区分しない一貫制ならではの充実した履修・研究計画
  • エネルギー・ネクストの旗のもと、全35名のプログラム担当者が一丸となって学生を指導。
    新設した先進理工学専攻には異なる専攻から8名の教員と産業界から1名が移籍
  • 中間審査にあたるQEにおいて、学術誌への論文投稿を受験要件とし、異分野教員と企業審査員を交えて口頭試問。
    主に専門に関する習熟度を確認(修士号は授与しない)
  • QE通過後は企業から参画するコンサルティング教員も指導に参加
  • 欧米副査も交え英語での学位審査などにより、国際水準での質を保証

カリキュラムの特色

複合的専門教育

エネルギー・ネクスト課題設定・解決演習
物質・材料からデバイス、システムまで様々な視点からの対話型講義を受け、エネルギーの理工学の考えに基づき、次々世代のエネルギー科学技術・社会インフラについて議論。また、本学あるいは協力企業の研究現場やリソースも活用して課題解決手法を実地で学ぶ。
ラボローテーション
他分野・他研究室でラボワークし(共同研究、ゼミ参加、装置利用、他)、視野を広げ、新しい研究スキルを学ぶ。

実践的英語教育

学生の声
異なる専門の学生や先生方とのディスカッションの中で、自分の視野が固まっていたことに気付きました。
また課題解決のためには定性的評価だけでなく定量的評価も必要、エッセンスの抽出が大事だと学びました。

海外研究機関や企業での実践

海外研究機関実習
3ヶ月間、海外一流大学の研究室や研究機関に派遣し、研究力を向上させる。
【派遣先例】ボン大学(独)モナシュ大学(豪)スタンフォード大学(米)マサチューセッツ大学(米)ミシガン大学(米)フラウンフォーファー(独)CNRS(仏)
企業インターンシップ
3ヶ月間、国内外の企業で開発研究に直接触れる。
【派遣先例】ブリヂストンアメリカ(米)P&G(米)BASF(独)日立ハイテクノロジーズヨーロッパ(独)

実践的英語教育

学生の声
世界トップレベルの研究室に滞在し、研究が大きく発展し、また研究ディスカッション力や
フランクな信頼関係構築の場でのコミュニケーション力の重要性を実感しました。
欧米の学生は想像以上に勤勉で、負けないようにより一層研鑽したいと思います。

実践的英語教育

ミシガン実践的英語演習
夏季集中型講座。ミシガン大学テクニカルコミュニケーション教育の専門家から学術論文誌へ研究成果を投稿するための論理構成力やライティング技術、また国際会議でのプレゼン術をマンツーマンで学ぶ。
Discussion Tutorial English in Science &
Engineering
ネイティブスピーカーとの少人数グループレッスン。NY Times等の記事を題材として科学技術のトピックスを各自の科学的知見から定量的に英語で討論する。

実践的英語教育

学生の声
英会話には自信が有ったが、理系のテーマに関し論理的かつ定量的にDiscussionするのはとても難しかったです。
ロジカルシンキングを身につけることも重要だと実感しました。

文理融合教育

ジャーナリズムコース(Jコース)
政治学研究科の科目を、エネルギー課題を中心に理工系博士学生向けにカスタマイズ専門知に根差した社会との双方向コミュニケーションに必要な情報取得・表現スキル、情報社会でリーダーシップを発揮できるメディアリテラシーを、マスコミ志望の学生と同じクラスで学ぶ。
スーパーテクノロジー オフィサーコース(STOコース)
技術の商品化・事業を成功させるために必要な、製品・サービスの企画開発から生産・供給に至るプロセスの総合的なマネジメント方法を学ぶ。

実践的英語教育

学生の声
政治学研究科の学生と共に学ぶことで、非常に多くの考えを共有できます。
先生との距離も近く、自分にとって必要なことを無駄なく学べます。
将来を見据え、多岐に渡る知識を得、俯瞰力を構築するためには最適な授業だと感じています。

履修科目一覧

専門科目
エネルギー・ネクスト課題設定・解決演習A(2単位)
エネルギー・ネクスト課題設定・解決演習B(2単位)
ラボローテーション演習A(1単位)
ラボローテーション演習B(1単位)
ミシガン実践的英語演習(4単位)
先進理工学実験演習A(4単位)
上級物理学A:ソフトマター物理(2単位)
上級物理学B:固体物理学(2単位)
上級化学A:機能有機材料化学(2単位)
上級化学B:資源エネルギー化学(2単位)
上級電気電子A:有機エレクトロニクス(2単位)
上級電気電子B:電気エネルギー(2単位)
上級生命科学A:生物物性(2単位)
上級生命科学B:バイオリファイナリー(2単位)
エネルギー・ネクスト システム・デバイス特論(2単位)
光物性特論(2単位)
構造化学特論(2単位)
電子状態理論特論(2単位)
機能有機化学特論(2単位)
化学合成法特論(2単位)
反応有機化学特論(2単位)
触媒プロセス化学(1単位)
メソスケール物質の理論化学(2単位)
機能高分子化学(1単位)
生体高分子特論(1単位)
高分子物性・材料特論(1単位)
物理化学特論B(2単位)
生物物性科学特論(2単位)
生物機能工学特論(2単位)
環境生物資源特論(2単位)
生体分子集合科学特論(2単位)
情報学習論(2単位)
先進電気エネルギーシステム(2単位)
超電導応用特論(2単位)
誘電体電子物性(2単位)
ナノキラル科学概論(2単位)
ソフトマター物性(実験)特論(2単位)
光物理化学特論(2単位)
先進理工学実験演習B(4単位)
先進理工学実験演習C(4単位)
俯瞰科目 ※ QE通過後に履修可能
企業インターンシップ(4単位)
研究機関実習(2単位)
俯瞰科目
エネルギー・ネクスト概論(2単位)
実践的化学知演習A(2単位)
実践的化学知演習B(2単位)
先端生命医科学特論(2単位)
総合ナノ理工学特論(2単位)
自己組織系物理学特論(2単位)
博士実践特論B(2単位)
サイエンスコミュニケーションと研究倫理(2単位)
報道現場論A(2単位)
報道現場論B (2単位)
メディア産業論 (2単位)
エネルギー特論(2単位)
科学技術とメディア(2単位)
環境とメディア(2単位)
科学広報・コミュニケーション論(2単位)
地球環境問題と持続可能な社会(2単位)
ソーシャル・メディア論(2単位)
インターンシップ(2単位)
ニューズライティング入門(科学A)(2単位)
ニューズライティング入門(科学B)(2単位)
技術系経営幹部講話(1単位)
イノベーションマネジメント(1単位)
技術者のための国際企業経営リーダー論(1単位)
科学技術・知財の商業化プロセス(1単位)
技術アセスメント(1単位)
知財マネジメントの基礎(1単位)
製品開発マネジメント概論(1単位)
マーケティングエンジニアリング(1単位)
会計・経済性工学(1単位)
経営情報分析技法(1単位)
博士実践特論A(2単位)
博士実践特論S:ロジカルコミュニケーション(2単位)
起業特論A:トップリーダーマネジメント(1単位)
起業特論B:スタートアップエッセンシャル(1単位)
起業特論C:トップリーダーマネジメント(1単位)
グローバルコミュニケーション上級(2単位)
Advanced Course on Entrepreneurship D(1単位)
イノベーション概論:理工系次世代イノベーターのためのエッセンシャルズ(2単位)
プロジェクト研究演習E(2単位)
語学科目
Professional Communication 1(1単位)
Professional Communication 2(1単位)
Advanced Technical Reading and Writing 1(1単位)
Advanced Technical Reading and Writing 2(1単位)
Workplace English 1(1単位)
Workplace English 2(1単位)
Advanced Technical Presentation(1単位)
Discussion Tutorial English in Science &
Engineering(1単位)

取得学位

  • 博士(理学)
  • または
  • 博士(工学)
コース認定
所定の単位を修得すれば、政治学研究科ジャーナリズムコースに既設の「ジャーナリズム大学院副専攻プログラム(Jコース)」(12単位)や創造理工学研究科経営デザイン専攻に既設の「技術経営リーダー専修コース」(10単位)の資格認定を受けることができます。技術経営リーダー専修コースの認定後、同専攻の「スーパーテクノロジーオフィサー資格認定コース(STOコース)」所定の単位(6単位)をさらに修得し、審査会に合格すればSTOの資格認定も受けられます。

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